CRPSとは

相談
画像引用 《アディーレ:疼痛性感覚異常

交通事故により大きな怪我をしてしまったとき、適切な治療を行っているのに慢性的な痺れや灼熱通を伴った痛み、肌の色が異常になったり、腫れが引かない等という疼痛性感覚異常の悩みが生じることがあります。そのような時には複合性局所疼痛症候群(CRPS)が疑われます。

CRPSは、怪我は軽微で神経損害はなく、怪我後しばらく経過してから発症することが多い、反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)はタイプⅠ型、怪我により神経損傷され、怪我直後から発症することが多い、カウザルギーはタイプⅡ型にの2つに分類されます。どちらのタイプであっても手足に主に発症し、顔や身体にはほとんど発症しません。症状として、激しい疼痛や灼熱痛であったり、腫脹や関節拘縮、変色や温度の低下などを含む皮膚の変化などが見られますが、難病指定はされていません。

また、CRPSは場合によりレントゲンやMRIを始めとするの画像検査などでは異常を見つけられないこともあるため、治療を検討中でしたらそれを専門に行っている病院に行くことをお勧めします。痛みに対してなら整形外科でブロック注射で治るのではないかとお考えになる方も多いでしょう。しかし、CRPSであるのなら麻酔科やペインクリニックで、痛みに対する専門家による治療を行う事により改善に向かうこともあります。逆に言うと、効果の上がらない治療を受け続けることで重症化してしまうこともあるため、早期に治療をお考えになり、激しい痛みからの解放をお勧めします。


後遺症害の種類

後遺障害と一言で言ってしまっても、それには様々な種類があります。完治すべく適切な治療を行いますが、一度受けてしまった大きな怪我を全く元の状態に戻すことは、こぼしてしまった水をコップに戻すようなもので、違和感など残ってしまいがちです。

下肢の損傷例えば、上肢・下肢の障害としては部分欠損であったり、人の目に触れる場所に傷跡が残ってしまう醜状障害、脊髄などに傷を受け運動障害や変形してしまった場合はレントゲン画像などでもすぐわかるため、後遺障害の中でも目に見えやすいものです。

しかし、その反面見ただけではわかりにくい後遺障害も存在しています。意識障害を交通事故により起こし、それにより社会復帰が困難になってしまう高次脳機能障害、外傷による「てんかん」の発病、目・耳・におい・味覚がわからなくなってしまう障害や、めまいや痺れといったものまで様々です。そのような後遺障害の中でも、CRPSというRSDやカウザルギーといった怪我をした場所が治ったのにもかかわらず痛みが残るものもあります。反射性交感神経性ジストロフィーと呼ばれるRSDは外傷が軽微であるにもかかわらず、治療の経過と共に浮腫や発汗異常などが発生します。カウザルギーは、神経を損傷するような怪我に、痛覚過敏や灼熱感を伴う激しい痛みなどを発症します。レントゲンや血液検査では異常が出ないこともあるため、痛みやストレスにより最悪の場合、精神疾患を誘発して発症してしまうことがあります。

後遺障害は、このように目で見てわかるものだけではないため適切な治療を行いたいものです。


交通事故にあったら

自分だけが気を付けていても、巻き込まれてしまう事があるのが交通事故です。それは追突事故、踏み間違えによる事故など様々な要因で巻き込まれてしまい、大きな怪我をしてしまったとき、ただ転んだのとは異なるため後遺症や後遺症害が残る場合があります。それは同じ「後遺」であっても、そこには微妙でありながら大きな違いがあります。

通院そもそも後遺障害という言葉は自賠責保険、つまり自動車損害賠償責任保険の用語で、身体障害者手帳とはまた異なる障害等級や対象範囲を定められたものになります。さらに、交通事故が原因となる後遺障害が残ったときには、その等級に応じ施行令で定められた保険金が支払われます。その認定要件は、4つの点があります。それは1つとして、6カ月以上整形外科への通院を行っていることになります。後遺障害等級認定申請を行う場合、一般的に事故から6カ月経過後に行うためです。2つとして、通院中断が4週間以上ない事が挙げられます。3つとして、レントゲンやMRIなどの画像で裏付けられる自覚症状がある事となります。それと伴い、4つとして自覚症状はあるのにかかわらず、MRIなどの画像において異常が認められず、神経学テストによる所見が存在すると判明したものに関しても対象となります。

自賠責保険には、なぜそのようなことが決められているのかと疑問が生じることでしょう。それは、損害賠償のシステム上の問題となります。事故発生からその治療が症状固定されるまでの「傷害部分」とそれ以降の「後遺障害部分」に分け別々の障害としてそれぞれ請求することになるためです。つまり、障害部分では賠償の対象であったのに、痛みが残っていても自賠責保険で等級認定されていない後遺症においては、賠償対象でなくなってしまうということもあります。

このような後遺障害の種類について、さらに掘り下げて紹介いたします。後遺障害でお悩みの方のお役に立てると幸いです。